過激な発言してみます


3.11から8ヶ月近く経ちます。今日のニュースでまた再臨界とか言ってます。
そもそも、誰が日本に原発をつくるとか言い出したのでしょうか?ってかアメリカなんですけど。
大体、太平洋戦争の終戦の決め手みたいに言われた、広島・長崎への原爆投下。日本政府はそれ以前にポツダム宣言の受諾をアメリカに通達していたにもかかわらず無視され、あの悲惨な大量無差別殺人に繋がった経緯があります。
世界で初めて、原爆実験が行われたデス・バレー(トリニティ)。その実験直前までは、その原爆をトリガーにして、世界中、いや地球上全てが、核の連鎖反応で焼き尽くされてしまうかもしれないと言った報告書がでる程のものでした。
科学的に解説すると、ウランなどの核物質に中性子をぶつけ、放射性物質を分解する。その時に放射されるエネルギーが、核エネルギーと言うわけです。先述の地球全体を焼いてしまう理論は、その核分裂中性子にはじき出された、ウラン等の中性子が、ビリヤード状に玉突きを次々に引き起こし、世界中の核物質を全て核反応させてしまうかも知れないと言った理論から来ているものです。
そんな危険性をはらみながら、アメリカは世界初の核実験に踏み切ったのです。
大方、理論上は世界的な連鎖反応は、たぶん起こらないだろうと言った上での実験です。
アメリカからみればとても小さな島国の日本。その日本相手にそんなハイリスクな実験をする必要性がどこにあったのでしょう?
歴史を知れば理由の想像はつきますが、浅はかとしか言いようのない愚行と思えます。当時、ナチスドイツが原爆の開発にリーチをかけながら敗戦。ドイツ敗戦による、ソビエト連邦の台頭。ソビエト連邦の日本侵攻の兆し。植民地をほぼ持たないアメリカのアジア進出の夢。そんなこんなで、歴史史上かつてない、最低・最悪の無差別大量虐殺が行われたのだと思われます
そして、アメリカは戦後の日本に向けて、原子力発電の技術を輸出します。
世界で唯一の被爆国の日本が、なぜ加害者のアメリカから原子力発電の技術を輸入しようと思ったのか。理解できないし、理解したくもないし、到底許すことなどできない。
かなりマニアックな話をすると、広島式のガンバレル方式の原爆は、実験を含めても1発のみしか製造されていません。のちの核兵器は、(日本の北の国の技術力は不明なのでなんともいえませんが)ほぼ長崎式のインプロージョン(爆縮レンズ)タイプに限られます。これが何を意味しているのか。多少かじった方ならば、すぐに解ると思いますが、核反応は始まると人の手では止められないと言う事です。
なぜ広島式のガンバレル形式が後に採用されなかったのか。それは、核物質が全て反応しきれる訳ではないと言う効率の悪さと、万が一でも誤作動を起こすと絶対に止められないという危険性のためです。それは搭載した飛行機(B29)が撃墜されると、その衝撃で爆発してしまうかもしれない危険性をはらんでいたからです。
でも、長崎式のインプロージョン式も、起爆システムがガンバレル式に比べて安定しているだけで、核分裂が始まれば人の手に負えないことは、広島式とも変わりはありません。詳しく知りたい方はウィキィペディアで検索してみてください。(広島市への原爆投下。長崎市への原爆投下。マンハッタン計画)
それが核エネルギーなんです。
日本に初めて、くしくも福島第一原発原子力発電所が導入され、未曾有の大惨事になりました。原爆は危険で、原発は安全って誰が最初に言ったのでしょう?
正直に殺意さえおぼえます。唯一(この表現は正しくないのは承知しています)の被爆国である日本に、なぜ原発を導入する必要性があったのか?当時は高度経済成長で、黒部ダム等の発電量では電力自給率が補えなかったかもしれません。だからと言って、あのコントロール不可能の、原爆の系譜をもつあのエネルギーを、被爆国である日本に導入する正当な理由があったのでしょうか?
もし、自分が20〜30年早く生まれていたら、反対デモに粘り強く参加していたと思います。
今、とても悲しいのは、日本が原発の技術を某国に輸出しようとしていることです。
確かに、今の日本は相当な不況です。その技術を売って、外貨を稼ごうと言う気持ちも解らないでもないですが…原発の技術?!ふざけるな!!!!今、福島の人たちがどんな目にあってるか、政府は何も解ろうとしていないし、解りたくもないのか?!!!このタイミングで、原発の技術を輸出?震災前ならまだしも、この惨状を見ていないって事の証明としか思えない。所詮、首都圏、東京はほぼ無事だから、一万年に一回の事故だからって言うつもりなのか?
人の手でコントロールできないエネルギーや技術は必要ない。政府や世界に向かって言いましょう。たとえ小さな声でも、みんなの声が揃えばきっと…。
震災前から、身近な人には常に言ってたんですけど、原発みたいな正体不明なエネルギーに頼らんと、原発を建設する資金や、核燃料をリサイクルする資金を全部ソーラーパネルの設置に使えばいいのにって。日本の全ての新築の建物、ビルとか工場とか全部含めて、ソーラーパネルの設置を政府の補助金つきで義務付けたら、きっと原発は一機も要らんようになると思うんですけど…。
最近思いついたのは、浄水場の水道管。その一番太いパイプに水力発電の機械を義務付ける。日中の電力消費量の多い時には、水道の利用量も増えて発電量も増える。夜間の水道利用量の少ないときは、電力需要も減るし発電量も少なくても大丈夫。
ちなみに水道管発電の意見は、内閣府にメールしてみたものの返事(アクション)なし…。もう税金も、年金も納めるのやめるときかもね…(泣)