大嫌いな鳩!!


今週の頭あたりから、うちの王様のポメラニアン(?)のチョッパーが、巨体・不摂生・運動不足が祟って、本日入院し、点滴する運びとなってしまいました。
元来、内弁慶でヘタレな性格なため、今頃どんな気持ちでいるのか考えると胸が張り裂けそうな思いです。
今日の14時頃に母親から、チョッパーやばしのSOSの連絡が入り、急遽動物病院に連れて行くことになりました。
そして動物病院に到着後、喉が渇いていた事もあり、近くのコンビニへ買出しに、徒歩で向かっていた時でした。
前方で車が急ブレーキをかけます。急ブレーキをかけたのは路上教習車。それに追突はしなかったものの、ギリギリで止まった一般車。かなりイライラしていたため、車間をかなり詰めていた上、止まった後もクラクション鳴らしまくり…。弱い犬ほど良く吠えると言うか、見ていて情けなくなるような恫喝ぶり。
そのもめていた2台が対向車線にはみ出しながら、進んで行ったと思ったら、次に来た車も同じ所で急ブレーキ。
何が起こっているんやろと思って目を凝らしてみると、一羽の鳩が道路中央に立ちすくんでいました。
前の2台は対向車線によけて進みましたが、後で来た方は、思いっきり減速しながら鳩の上を(轢(ひ)かないように)通過しましたが、車の下から出てきた鳩はこけてました。
こっちは徒歩なんでゆっくり接近していくと、さらに車が一台。さすがにいやな予感がしました。乗っている人を見ると老年の夫婦。ですが、熟年の業(わざ)なのか、危険を察知し、直前で停止。ちょうど、そこに鳩の所にたどりつけたので、鳩を手で歩道にどかせました。
老夫婦は(ありがとうと)軽く会釈をされ走り去られました。
ところでみなさんは、野生動物保護法と言う法律はご存知でしょうか。
野生の動物が怪我や病気で治療を必要としている場合に、動物病院に連れて行っても治療費が要らないという、すばらしい法律です。
ただし、保護した人が病院に連れて行っても治療費が要らないというだけで、保護した人が責任を持ち、必ず自然に戻してあげると言うのが絶対条件らしいのですが…。
なぜその法律を知っているのか、なぜ鳩が嫌いなのかは話の本題からそれるのでまた後日で、鳩を歩道に移動させて、そのままコンビニに向かいました。
それで、コンビニでお茶等を購入し、10分後くらいに現場近くに戻ると、まだその鳩がいて、ちょうど羽ばたこうとしていたのですが、飛びきれず、10センチも飛べずに着地してしまいました。
瞬間的に羽根を骨折していると言う事が想像できて、そのままチョッパーの待つ動物病院へ連れて行こうかと考えたのですが、そのあとの野生に戻れるまで面倒を見なくてはいけないと言うルールや、体調がかなり悪化しているチョッパーの事を考えると、その鳩が猫に襲われるかもしれないとか、また車道に出て今度こそ車に轢かれるかも知れないとも思ったのですが、あえてそのあとは天命に任せることにしました。
近くには高校もあり下校時間と重なっていたので、自分みたいにおせっかいな高校生が保護してくれるかもしれないと言う望みをもって…。
それから約30分後、チョッパーの入院が決まり、そこを通った時、その場所に鳩はいませんでした。車道に轢かれた形跡も無く、歩道にも羽根が散らばって猫に襲われたという形跡もありませんでした。
その鳩が、実は飛べる状態(骨折ではなく脱臼とか)で無事にどこかへ飛んでいけたのか、心優しい高校生に保護され、お母さんに「こんな鳩拾ってきてどうするの?!」って怒られてるか…。
かなり無責任かもしれませんが、誰かがオレの意思を拾って、あの鳩が無事であることを祈りたいと思います。