波乱の1年が終ろうとしています

今年は本当に色々ありました。まず、大きな地震津波があり、父が癌であると聞かされ、余命が半年だと告げられ、宣告通りに父が逝き、予期せず大事な家族であったチョッパーまで逝ってしまいました。
人生の中で類を見ないほどの、凄惨な1年でした。昔、実家にいた柴犬のぽちが逝ったときは、正直に1週間どころか、1ヶ月くらいは、涙ナシに過ごすことはできませんでした。
ぽちとチョッパーを比べる訳じゃないし、比べられるわけでもないけど、同等に可愛がっていたチョッパー。
本当に泣けたのは、チョッパーが逝った時。それと、チョッパーがその後に、自宅マンションに来てくれた時(先述)でした。
自分の感情で、到底処理できないような出来事が立て続けに起きた時、人は(もしくは自分が)、本当に何も感情表現が出来なくなると言う事が、新発見でした。
実家に帰った時、まだチョッパーを探していると言うか、チョッパーに声をかけようとして、チョッパーがいないことに驚く自分がまだ居ます。
「チョッパー、おいで」まさに、喉元まで出た言葉を無理やり飲み込みます。感情の処理の仕方が、全く解りません。
話は変わり、前の日曜(18日)に、喫煙者の父にタバコのお供えをしました。実家に行く度に新しい物と交換していて、交換したものは自分が吸っています。
そのお供えのタバコは、通常週に2回くらい交換しているのですが、このたびは申し訳ないながら、丸1週間、交換できずじまいでした。
つい先程、新しいタバコと交換して、お供えのタバコを頂きました。そのタバコからは何とも言えないほど、お線香の香りがして、いつも吸っているものとは全く違う味になっていました。
実家に1人残った母が、1日に何回くらい、どんな気持ちで線香をあげているのか。そのタバコに染み込んだ線香の香りで、初めて知り、体感したように思います。
明日はクリスマス・イヴです。ウチの家族以上に心を傷めて折られる方が、多数おられると思います。
もしサンタさんが自分にプレゼントをくれるなら、同じ様に心を傷めている人たちに、10分でいいから再会の時間をお願いします。
サンタさん。本当にお願いしますよ〜(懇願)